まさに、この為の「折りたたみ自転車」って所なのですが、ズバリ電車輪行が劇的に楽です。
実際、電車で輪行するのであれば、ロードバイクやクロスバイクなど、フルサイズの自転車でもできるのですが、 一度折りたたみ自転車で輪行をしてしまうと、友達全員がロードバイクで行くなどの事情が無い限りは、 折りたたみ自転車で出かけるのがメインになってしまうと思います。
フルサイズのスポーツ車を輪行する場合、前後の車輪を外して、エンド金具を取り付けるのですが、 まず、それが面倒臭いです。だからと言って省略してしまうと地面に自転車を置く事ができなくなりますので、 そこは面倒でも我慢です。しかも、必ずチェーンに触れてしまうので、これから電車に乗ろうって所で 手が真っ黒になってしまいます。
次に、車輪をフレームに固定するのですが、後輪のスプロケットがフレームに当たると、 フレームが傷だらけになってしまう為、シッカリ養生をし、ガッチリ紐で車輪とフレームを縛ります。 何度も輪行を繰り返していると、傷つけずにできるようになるのですが、それまでに、まあまあフレームがガリガリになります。
ここまでで20分くらいかかってしまうのが普通です。自転車の形に戻すのはもう少し簡単ですが、往復分やる事になりますから、トータル1時間位は使う事になると思います。 これが折りたたみ自転車なら3~5分くらいですから、やめられなくなる訳です。
そして、ここから駅の構内へ入るのですが、折りたたみ自転車なら、それ程かさばらないですし、コロコロしたりもできるのですが、 フルサイズの自転車は担ぎ続けなければなりませんし、身長が160cmちょっとだと自転車が地面すれすれになりますから、 それ以下の身長の方の場合、自転車が地面に擦れないように体をよじりながら歩かなくてはなりませんし、まっすぐ歩くだけでも結構大変ですから、階段なんてたまったもんではありません。
電車に乗る時も当然フルサイズの自転車の大きさだと、迷惑にならないように気を使って先頭車両に乗りますし、 行きも帰りも出来るだけ空いている時間を狙って電車に乗るように調整する事になりますから、 なにも考えず、気が向いた時にふらっと出かけられる手軽さが、折りたたみ自転車の大きな魅力です。
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